マテンロウさんの芸風

ぼくはもともとお笑いが大好きでしたが京都にいるときは定期的にテレビで見られたのは「吉本新喜劇」だけでしたので、吉本新喜劇だけは毎週見ていました。バブル崩壊で京都で仕事がなくなって大阪に来たときはNGKのすぐ近くのマンションに住んでいて週に2~3回、NGKに通っていました。当時は週末こそ多くのお客さんが来ていましたが平日公演はお客さんが少なくて当日でも余裕でいい席で見ることができました。しかも、近くの飲食店でタダ券を配っていたりタダ券が手に入らなくても近くの金券ショップで700円くらいで入場券を売っていたので当時平日の午後が暇だったぼくとしては最高の娯楽でした。最初は吉本新喜劇だけが目的でしたが生で見る大御所の落語や漫才も面白くて特に漫才を好きになりました。しかし、その後、NGKが観光スポットみたいになって、タダ券どころか金券ショップでも入場券が買えなくなって、ついには平日の公演すら当日券が売り切れるようになってしまいました。そこで、NGKの近くに住んでいながらNGKに行けないという何とも歯がゆい状況になってしまいました。当時は心斎橋筋2丁目劇場が若手芸人の活躍の場でしたが若い女性が多くぼくにはかなり入りにくい場所でしたのでこちらにもほとんど行きませんでした。心斎橋筋2丁目劇場もbaseよしもとに移りましたがこちらもやはり入りにくくて何度か行っただけです。

その後、いまの飲食業も並行して経営するようになって忙しくなりお笑いを見ることもなくなってしまいました。むしろ、10年前からこれから英語が必要になりそうだということで英語の勉強に夢中になっていました。とにかく忙しくて暇な時間といえば、夜寝る前だけでした。Youtubeで英語の勉強のための動画を見ていましたが「山PのKISS英語」は特に面白かったです。実は関西ではこの番組は放送されていなかったのですが放送直後にYoutubeにアップされていましたので楽しみにしていました。そこに登場したのがアントニーさんでした。そのことは以前にブログの記事で書きましたので割愛しますが、その後、アントニーさんからマテンロウさんを知ってマテンロウさんの漫才の動画を見るようになりました。

特にネットで「彩~ジュニア」がライブで定期的にネット配信されるのは忙しいぼくにとっては都合がよかったです。ぼくはスケジュールを確認して、すべての舞台をネット配信で見させてもらい、東京に出張するときは、マテンロウさんの舞台がある日に合わせて出張していました。「彩~ジュニア」はその後「セカンドバトル」になりましたが、マテンロウさんがこんなに面白いのに何でいつも順位が低いのかなとぼくなりに考えていました。たぶん、下町のノリで品がないことや、アントニーさんが日本語しか話せないハーフだということは「ジュニア」や「セカンドバトル」の常連さんには浸透してしまっていて新鮮味がなかったのだと思います。でも、ダウンタウンさんは尼崎ですし、中川家さんは守口です。どちらも大阪の板橋みたいな場所で品がないのですが、それが売れると逆に品のなさが面白さに直結するのだとぼくは思っています。また、アントニーさんが日本語しか話せないハーフだということは水曜日のダウンタウンを見ている人などにとってはネタとしてはそれほど新鮮味はないのかも知れませんが、逆に知らない人にとっては一番面白い部分ですので、これからもネタとして使っていくかどうかは難しいところだと思います。

いずれにしても、マテンロウさんはまずコンビ仲がとてもいいのが特徴だと思います。だいたい、漫才コンビは最初が仲がよくても仕事としていつもいっしょにいるうちにだんだん仲がよくなくなってくることが多いのですが、マテンロウさんはいまでもコンビ仲がいいと思います。ですので、漫才を見ていても心が和みます。いつも、仕事で極度に緊張しているぼくにとっては心が和むということはとても貴重なことなのです。また、コンビ仲がいいと漫才自体にも自然なアドリブも入りやすいです。パターンとして、アントニーさんがアドリブで面白いことをいう、そして、大トニーさんがそれをもとの流れに戻すという形ですが、アントニーさんのアドリブが面白いことは、最近の水曜日のダウンタウンで即席で「BIGナス」というパワーワードを生み出す能力からしても実証済みだと思うのです。ただ、アントニーさんだけだと恐らく脱線しすぎるところを大トニーさんが自然に元の流れに戻すというのがいいバランスを保っていると思います。アントニーさんのアドリブは主につかみだけですので、ネタでもアドリブを少し多用しても面白いかも知れません。

実は、トークに関しては、アントニーさんに負けないくらい大トニーさんも面白いのです。マテンロウさんはほぼ月1ペースで「よしログ」に出演しておられましたが、最初は午後8時までには寝る習慣だったぼくはリアルタイムでマテンロウさんのよしログを見ることができませんでした。ただ、過去のよしログは一番最初にさかのぼってすべて見ることができましたので、全部を繰り返して何度も見ました。よしログでは、アントニーさんのエピソードトークも面白いのですが、大トニーさんのトークはある意味アントニーさんのトーク以上に面白いかも知れません。もともと、大トニーさんは話すのがとてもうまく、また、大トニーさん自身がお笑いが大好きですので、それぞれの芸人さんのことをよく知っていて、それを一般人とは違う角度から表現するのはとても面白かったのです。ただ、大トニーさんは気が弱いのか、番組や舞台では、ほぼアントニーさんがしゃべって、大トニーさんはほとんどしゃべらないので、大トニーさんのトークを聞く機会が少ないのが残念です。しかも、事情は分かりませんが、マテンロウさんは「よしログ」に出演しなくなりましたし、過去の「よしログ」も今月からは一切見られなくなってしまいました。ですので、大トニーさんのトークを楽しむ機会がほとんどなくなってしまったのが、ぼくにとってはとても残念です。

いまは、テンションを高くして早口で笑いをもぎ取るような漫才が多く、そのような芸風が若い女性ファンに受けやすく、また、賞レースでも上位に行きやすいと思いますが、ぼくは、そういう芸風はあまり好きではありません。ぼくは、普通のテンションで普通に話している感じの漫才で心が和んで思いっきり笑うことができるマテンロウさんの芸風が大好きなのです。これからも、マテンロウさんのファンが増えるように応援していきたいと思っています。あと、劇場に行かずにテレビやネットだけでお笑いを楽しんでいる方にはぜひ劇場に行ってほしいです。テレビやネットでは伝わらないお笑い独特の空気をきっと感じるはずです。そして、その空気の中で一番心地いいのがマテンロウさんの空気だと思っています。

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